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税理士乗り換えのきっかけの理由とは
- 業種・業界に詳しい税理士に変更したい
- 若くてフットワークの軽い税理士に変更したい
- 経営相談に乗ってくれる税理士に変更したい
- 相性が悪い
- 説明がない
- 顧問料が高い
これらが税理士乗り換えの理由として、良くお客様から聞く内容です。
顧問税理士の事情より、他を探して欲しいといわれたといった事例もありますが、やはり多いのは、税理士に不満のある場合に乗り換えを考える方です。お金を支払っている以上、その効果について考えるのは当然です。
税理士乗り換えのきっかけ
税理士の廃業または事業縮小
税理士の平均年齢は60歳を超えており、70代以上の税理士も珍しくありません。
そのため、税理士が最新の税務ソフトや税法についていけない、健康状態の悪化などの理由により廃業、または事業を縮小する場合があります。
そうした場合は、お客様に対し他の税理士を探すことをお願いすることになるのですが、顧問税理士側で引き継ぐ税理士を紹介するといった例もあります。
税理士の高齢化
数年前の調査では、税理士の中に80代が10%(3,000人超)以上存在します。
単純に年齢ですべてが図れるわけではないですが、先代から事業を引き受けた30代や40代といった経営者の方は、高齢の税理士となかなか価値観が合わず、税理士の乗り換えを検討するという方が多いです。
税理士事務所の大型化
税理士事務所には、法人化しているものと個人事務所として開業している事務所の2種類があります。
法人化するためには、最低2名以上の税理士が必要なため、いくつかの個人事務所同士が合併し、設立された税理士法人も多くあります。
その場合、個人事務所と違い事務所が大型化してしまうことになります。小規模事業者などは、気後れしてしまうとの理由から、税理士との距離感が近い個人事務所に変更するといった事例もあります。
またそれとは反対に、事業規模が大きくなり、上場を検討する、M&Aを行うといった場合は大型の税理士法人に乗り換える例もあります。
やはりこれ、税理士に対する不満
なんだかんだいっても、一番は税理士または担当者への不満から、顧問税理士の乗り換えを検討する方が多いです。
時間を守らない。レスポンスが悪い。話が合わない。金額が高い。面白いことを言わない。パンチパーマが似合わない。
不満なんて、何でも構いません。不満があるなら、税理士の変更を検討するべきです。その結果、今の顧問税理士がいいとなる場合もあります。
ただこんな例も…
お客様からのご紹介で、当事務所に税理士変更の相談に来られた方がいらっしゃいました。
不満の内容は、とにかくレスポンスが悪い、ということ。しかし、内容を聞けば、頭に「超」が10個付くぐらいの激安の顧問料。実際の作業量を考えれば、レスポンスが悪くなるのも納得の実情でした。
ご相談に来られた方には、当事務所では最低その3倍から5倍の顧問料でなければお受けできないこと、現在の顧問税理士は会社のことを思い、格安で引き受けているであろうということをお伝えしました。
結果、その方はレスポンスの悪い理由に納得し、税理士の変更をすることなくお帰りになりました。
一番大事なことは、顧問税理士は、あなたの財布の中身を見せる相手として、納得、満足しているか、ということです。
少しでも不満があるのなら、税理士の乗り換えを検討してください。